【旭化成】RiNoWa限定エンジニアインタビュー
Table of Contents
01
自己紹介
RiNoWa:
簡単に自己紹介をお願いします。
牛田さん:
牛田と申します。2018年新卒入社で、学生の時に旭化成と共同研究をしていたご縁から、旭化成のエンジニアになれるといいなと思って入社しました。
今はSMRの設計開発を、新卒入社後ずっとやらせてもらっています。
RiNoWa:
SMRとはどういったものなのですか?
牛田さん:
半導体磁気抵抗素子(Semiconductor Magneto Resistive)のことで、磁気が印加されると抵抗値が変化する材料を用いて磁場を検出する素子を磁気抵抗素子 (MR: Magneto Resistive) というのですが、その中の1つです。回転角検知用センサー(物体の回転速度や角度を測定するためのセンサー)としてよく使われるんですけども、AKMの技術は世界的に見ても角度精度が高くて、SMRではほぼ独占状態の技術ですね!
RiNoWa:
独占というのはすごいですね。本日はここ新横浜にある「AKM Co-creation & Technologyセンター」でお話を伺っていますが、AKMは他にも拠点がありますよね?普段はどちらにお住まいなんですか?
牛田さん:
普段は静岡県の富士市というところにある、研究開発センターで働いていて、自宅もそちらにあります。開発の都合など仕事に応じてこの新横浜に来るという感じですね。
ちなみに、自宅は会社の借り上げ社宅なのですが、自分で好きなところを選べるうえに家賃の7割程度を会社が補助してくれるのですごく手厚くて助かっています(笑)。
02
なぜ旭化成を選んだのか?
技術に対しての想いが溢れ、挑戦が評価される環境。
RiNoWa:
学生時代に旭化成さんとの共同研究をされていたことが入社のきっかけと伺いましたが、詳細をお教えいただけますか?
牛田さん:
はい。就活当時は当然旭化成以外の会社説明会も参加していて、実際に多くの企業のエンジニアさんとお話ししました。みなさんやっぱり技術に対してすごく真摯なのでどの会社さんも素晴らしいなと思ったんですけど、旭化成の方と話した時は特に技術への熱心な想いが伝わってきたんです。
当時の私は、技術への想いが強すぎると大学の先生みたいな固くて厳しい傾向があるのかなって勝手な思い込みを持っていたのですが、旭化成の人はそういうところを良い意味で感じさせなくて、優しいひとがすごく多いなと思ったんですね。そういった環境はすごくいいなと思ったし、自分もそうなりたいと感じて最終的に旭化成を選びました。
RiNoWa:
実際に入社してみてどういったところが良かったですか?
牛田さん:
実際技術に対しての想いが強かったですし、多くのチャレンジをさせていただけてやりがいを持てています。
お客さんから「こういうものはありませんか?」という要望を受けた時に我々として設計開発に着手するかどうかを見極めたうえで設計開発を行うのですが、これまで私は4製品リリースさせてもらっていて、一応どれもプロジェクトリーダーでやらせていただきました。今も3製品担当させてもらっています。
RiNoWa:
それはすごいですね!はじめにプロジェクトリーダーになったのは何年目でしたか?
牛田さん:
3年目だったと思います。
一応プロジェクトリーダーになれる条件はいくつかあるのですが、ちょうど私が専門とするSMRのプロジェクトが発生して任命いただきました。でも、リーダーだからといってみんなに「あれしてください」「これしてください」とかではなく、本当にいろいろなひとに支えてもらいながら学ばせてもらって製品開発するという感じでしたね。
RiNoWa:
若手のうちからプロジェクトリーダーをできる環境は成長性が高く、魅力的に感じる学生さんも多いと思いますが、一方でプレッシャーも大きく不安な方もいると思います。牛田さんは当時どのように感じていましたか?
牛田さん:
私も最初はありがたいなと思ったんです。
でも、だんだん製品が具体化していくにつれて、「これが本当に世の中に出てしまうのか…」という不安感はありましたね。万が一なにかあれば会社の看板に傷がつきます。
ただ、上司や先輩と話していても「こういうところがちょっとこうかもしれない」「もっとこうすればよかった」というはなしは出てきて、結局若手の私だけがそういう不安を抱えているわけではなくて、みなさん同じように抱えていることに気づきました。そこからは、やることに意味があると考えるようになり、不安は減りましたね。
RiNoWa:
まわりの先輩や上司のかたも、最初は不安な中でプロジェクトリーダーをやった経験があるから、自然と理解してくれて寄り添ってくれる空気感が生まれるのかもしれませんね。
牛田さん:
そうだと思います。
失敗が続いて私が落ち込んでいる時に先輩からいただいた言葉で「いろいろなことをやっているから失敗が出る。失敗していないひとは、あまりチャレンジできていないかもしれないよね」というものがありました。
失敗すること自体はネガティブじゃないんだなと思えて、当時ありがたくて。今も失敗することはありますが、そういうときに、「自分はいろいろやっているから」と考えられるようになりました。
03
職場の雰囲気
役職や年次は関係なく、技術の前では対等。
RiNoWa:
女性で活躍されているかたも多数いらっしゃるかと思いますが、牛田さんにとってロールモデルとなるようなかたもいらっしゃいますか?
牛田さん:
そういわれてみると、「女性として」のロールモデルというのは実はあまり考えたことが無いですね。それはある意味、会社が男女で異なる扱いをしていない証拠だなと思うんです。私はありがたいことに、今まで「女性だからこう」と意識して働いたことがなくて。だから世の中のしがらみみたいものを考えずにスペシャリストを目指せると思っています。
男性女性ではなく、自分の上司だったり、高度専門職のひとだったり、私が身近で尊敬しているかたがロールモデルになっていますね。
RiNoWa:
上司との距離の近さは旭化成の特徴だとよく聞きますが、実際牛田さんの実感としてはいかがですか?
牛田さん:
そうですね、私に関してはすごく上司に恵まれているなと思っていて。自分がちょっと苦しい時とかにも実はこういうことで悩んでいるって言ったらそれを解決するためにじっくりはなしを聞いてくれたり環境を改善してくれようと尽力してくれたりっていうひとばかりなんですよね。
一般的には部長とかセンター長って話しづらいかなと思うんですけど、全然普通にしゃべれてしまうから、「この上司にこういうことを言うと査定に響くかも」みたいなことを考えなくてもいい。だから自分がつらいなって思った時とか自分がこうしたいなって思った時とか素直に話せる環境がAKMは整っているというか、それがAKMらしいところだなと思いますね。
RiNoWa:
人事の方から「役職や年次などは旭化成では関係なく、技術者であれば技術の前では対等」という言葉を聞いたことがあり、私はそれが強く印象に残っていたのですが、まさにその通りの環境があるようですね。
技術(仕事)へのこだわりが強い分、ワークライフバランスや育休などが少し心配に感じましたが、牛田さん含め周りの雰囲気はいかがですか?
牛田さん:
正直すごく恵まれていて不満はありません。
肌で感じることとして、男性の育休取得率が高くて、私の周りでも1年取っている人がいます。最大2年で、2人目ができたら計4年取得することができます。マネージャーから育休を取るように言われるんです。
RiNoWa:
男性育休で2年はすごいですね。製造業の中でも先進的な事例だと感じます。
牛田さん:
他社に就職した友人と話していても、旭化成は一歩前進して子育て支援などは充実している感覚です。まわりの男性見ていてもスケジュールに「子どもの迎え」とか書いていて、定時に帰ってお子さんを寝かしつけた後に仕事を続けるとか、働きかたの自由みたいなものがかなり進んでいます。
そういう点では、旭化成は不安に思わなくていい会社なのかなと。不安に思ったとしても、「こういうところが困っている」と言ったらちゃんと取り組んでくれるというか、解決してくれる会社だと思いますね。
04
キャリアビジョン
技術者として妥協なきキャリアを実現できる
RiNoWa:
旭化成の技術者のキャリアに関する特長として「ゼネラリスト」か「スペシャリスト」かを選べる仕組みがあるかと思います。牛田さんはどういったキャリア選択を考えられていますか?
牛田さん:
私はやっぱりスペシャリスト側を目指してますね。
自分は技術が好きなのでやり続けたいというのがありますし、女性のスペシャリストが増えていくことが、女性が働きやすくなる環境創りにも繋がるかなと思ったりして。
RiNoWa:
そうしたキャリアビジョンは、入社後、特に結婚されたタイミングなどで変化はありましたか?
牛田さん:
私は比較的一貫はしていましたね。
正直入社した時は、スペシャリストになれるかという不安もありましたが、入社してから自分の働きかたでいろいろやらせてもらった時に、「もうちょっと頑張れるかもしれない」というところがちょっとずつ積み重なってきて、結果的にスペシャリストへの志望に不安が無くなったように感じています。
RiNoWa:
結婚したら…とか、出産したら…とか、そういうことはあまり考えすぎなくても、ただただ「技術者として自分がどういうキャリアを歩みたいか」ということを実現しやすい環境にあるのが旭化成らしいですね。
スペシャリストになっていくことを目指す中で、「5年後10年後、こうなっているといいな」など、考えているものはありますか?
牛田さん:
今は設計開発をしながら研究の要素が強い仕事もしていて、そこがうまく花開いてくれているといいなと思っています。新しく研究しているものを事業化するには、長期的な視点で考える必要があります。そのため、うまく事業化できるようにと、今一番考えて動いています。そうした目の前の仕事に向き合うことが将来の可能性を開くと思うので。
05
理系女性の先輩からのメッセージ
少しでも旭化成に興味を持ってくれた理系女子学生さんへ
RiNoWa:
これから、どういう学生さんに入社してきてほしいとか、どういうかたと一緒に働きたいとかありますか?
牛田さん:
いっぱいありますが、やっぱり「自分で考えて動けて、まわりの意見もちゃんと聞ける人」ですね。ここの両立って結構難しいなと思っていて。
自分がやりたいことを貫く時って、他の人からいろいろ言われても「これが、俺が私が考えた最強のロードマップなんだ!」となりがちなんですが、でも先輩たちは実際にいろいろな苦労をされて、経験があるうえで言っているので、実はそれって無視はできないなと思うんですよね。
もちろん自分で考えて「これがやりたい!」という信念はぶらさないことが大事ですが、でもちゃんとまわりのベテランの先輩たちの言うことを聞いて自分を振り返ることがきる人がいいなと思います。
RiNoWa:
一言で言えば「積極性がある素直な人」みたいな感じでしょうか。
牛田さん:
まさしくそんな感じですね。私も上司からいろいろ言われた時に、素直に耳に入れられないことももちろんあるんですけど(笑)。でも少し時間を置くと「たしかに言っていることは正しいな」となることがほとんどなんです。
それをもっとスピーディーに「たしかに!」と受け入れられるようになることを私も目指していますが、今も意固地にならずにちゃんと振り返れているのは良いのかなと思えていますし、その姿勢を上司が評価してくれているようにも感じます。
RiNoWa:
最後に、このあと入社してくるであろう理系学生さんに対してメッセージをいただけますか?
牛田さん:
今時代の流れがすごく速くなっていってるので、不安に思うこともたくさんあるかもしれないんですけど、その時々で「どうしていけばいいか」を一緒に考えていって、より皆さんがやりたいことを一緒に実現していけるといいなと思っています。是非旭化成に興味を持ってくれると嬉しいです!