【オフィスツアー】コマツ(小松製作所) 湘南工場にRiNoWaが行ってきた。

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理系女子学生が企業を見る目を養うための学び場を提供しているRiNoWaでは、
協賛企業の実際の職場に足を運び、理系女性の働く環境を現場取材する「RiNoWaオフィスツアー」を実施しています。

記念すべき第1回は、建設機械業界を代表するコマツさんにお邪魔しました。
建設機械と聞くと、
 「機械系の女子学生じゃないと関係なさそう」
 「男性が多いイメージ」
という先入観を持つ方もいるかもしれません。

でも、それは実は大きな思い込みです!
このオフィスツアー記事で、
女性が働きやすい環境づくりがどれだけ進んでいるかを、肌で感じてもらえるはず。
ぜひこの記事で、そのリアルな雰囲気をのぞいてみてください!

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周辺環境:最寄り駅の平塚駅ってどんな感じ?

コマツの湘南工場は、神奈川県平塚市にあります。
平塚は、川崎や横浜よりもさらに西側、静岡寄りのエリア。
すぐ近くにはサザンオールスターズでおなじみの茅ヶ崎や、観光地として人気の江の島もあります。

地図だけ見ると「都心から遠そう…」と思うかもしれませんが、
この湘南エリアはJR東海道本線(上野東京ライン)が通っていて、
最寄りの平塚駅から東京駅まで乗り換えなしの1本で約1時間。実はアクセスがかなり良い地域です。

魅力はやっぱり海。朝の出勤前にサーフィンを楽しむ人がいたり、海沿いのカフェでゆっくりテラス時間を過ごせたりと、
都会とは少し違う“ゆるやかな時間”が流れています。
「都心から1時間で行けるのに、時間の流れがゆっくりになる街」とも言われ、
テレワークの広がりで移住者が増えている人気のエリアです。

最寄りの平塚駅は、湘南エリアでも代表的な主要駅のひとつ。
駅には「ラスカ平塚」という駅ビル型のショッピングセンターがあり、ここだけでも日常に必要なものはほぼ揃います。
駅周辺にも飲食店やホテルが並び、歩いているだけで街の賑わいを感じます。

さらに、平塚駅から湘南工場へ向かう途中には「ららぽーと湘南平塚」もあり、生活面で困ることはまずありません。
働くにも暮らすにも、バランスの良い環境が整ったエリアです。

02

外観:これがコマツの工場!?

コマツに到着してまず驚いたのは、工場とは思えないほど洗練された外観でした。
都内のオフィスビルのような雰囲気で、「かっこいい!」とRiNoWaメンバーで興奮していました(笑)。

実は、2023年3月に新しくなったばかりで、5階建ての大きな建物です。
主に、コントローラー、モニター、端末、ハイブリッド建設機械用コンポーネントなどの製造拠点になっており、「自動化」「遠隔操作」「電動化」など次世代技術に向けた開発がこの中で行われています。
機械系や電気電子系の学生さんが特に活躍できるフィールドですね。

一般道側にこんな案内があったので何かなと調べてみると…。

実はコマツでは毎年、地域の方々や社員の家族を対象にした大規模なイベントを開催しているそうです。広々としたきれいな敷地を使って、出店が並んだりヒーローショーが行われたりと、地域社会との交流の場になっています。

中でも目玉は「ショベルカーでのボール掬い体験」。お子さんが本物の建機に乗って、実際に操作までできてしまうという驚きの企画で、毎年長い行列ができるほどの人気だそうです。

こうしたイベントがあることで、コマツで働く社員の方は家族やご近所の方を招き、自分の職場を見てもらうことができます。会社が単なる“働く場所”ではなく、楽しい思い出が積み重なる場になるのは、とても素敵な環境だと感じました。

03

エントランス:ここは本当に建設機械会社の工場ですか?

メイン入口から入るとこの光景が。
外観がきれいだったので期待値が上がっていましたが、その想像を超えてきました。

一画にはミニショベルが!
建機を間近で見ると、大人でもついワクワクしてしまいます。機械、電気電子、情報、化学、物理…と、多様な専門性がぎゅっと詰まった“技術の結晶”であり、この建機が世界中で稼働してインフラや建設物をつくっていると思うと、ここで行われている仕事の大きさを改めて実感しました。

エントランスを上から見ると、こんな開放的な景色が広がっています。コマツは上司と部下の距離が近い“風通しの良さ”が特徴ですが、建物のつくりもまさにその文化を体現していて、各フロアにいるいろんな部門の一体感が自然と感じられます。緑もたっぷり配置されていて、研究者や技術者として毎日ここで働けるなんて…正直うらやましすぎる環境です。

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執務スペース:気分に合わせて自由な環境で働く!

こちらが技術者の方たちが普段デスクワークをする執務スペースです。
コマツではフリーアドレスが取り入れられており、各パソコンに色と番号が振り分けられていますが、基本的に各部署ごとに色が決まっており、その範囲ならどこに座ってもOK。

今回案内とインタビュー対応をいただいた津田さんです!
個人的な視点になってしまうかもしれませんが、結構重要なのがどの席もモニターが2つ用意されていること。ノートパソコンも含めると3画面で作業ができるので、これは仕事効率がはかどるポイントであり、嬉しい理系学生も多いのではないでしょうか。

所長の方など、社内の役職としてかなり上の方もこのオープンスペース内にいるので、いつでも気軽に話せて距離が近い点なども、社員として居心地の良さに繋がっているようです。大企業においては珍しい環境なので、コマツの社風が表れているように感じました。

執務スペース内には様々な場所にオンラインブースが!
学生の皆様はまだイメージしづらいかもしれませんがこれはすごくありがたい環境です。オープンスペースで周囲の雑音が入りながら参加する必要はなく、また数少ない会議室を予約して次の方がいるので時間内に必ず終了させなければいけないプレッシャーなどが軽減されます。

1か所に固まっているというよりフロアの至る場所に点在しており、打ち合わせに困ることは無い環境です!

さらに、オープンスペースのあちこちには、気軽に使えるミーティングスペースも配置されています。
RiNoWaの取材中も、こうしたスペースで専門的な打ち合わせをしている方々がいて、
「あ、こういう使われ方をするんだな」とイメージが湧きました。

実際、社会人になるとこうした“ライトな打ち合わせ空間”はかなり重要です。
会議室のような完全に閉じた環境だと、どうしても打ち合わせが重くなったり、構えてしまったりしがちですが、
通路の脇にある半オープンな場所だと、ちょうどいい気軽さが生まれます。
結果として、アイデアが出やすくなったり、コミュニケーションが活性化したりするきっかけにつながりそうです。

執務室内に外に通じる扉があったので出てみると、そこにはバルコニースペースがありました。

写真のように複数のベンチが並んでおり、気分転換したいときに、作業スペースから気軽に外に出ることができます。エンジニアの仕事は、なかなか思い通りにいかず息詰まることもあると思いますが、こうした空間がすぐ近くにあると、気軽にリフレッシュできてうれしいですね!

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お手洗い:長時間過ごしたくなってしまうまさかの綺麗さ!

こちら、湘南工場の女子トイレです!
びっくりするくらいの美しさ!!!!!

女性にとって、トイレは体調管理やメイク直しで滞在時間が自然と長くなる大事な場所です。
しかし、日本の製造業の工場は高度経済成長期に建てられた古い建物も多く、女子トイレが少なかったり、
あまり綺麗とは言えないケースも少なくありません。

その点、コマツさんの女子トイレはまさかの“高級ホテル”のような雰囲気。
清潔感も明るさも段違いで、「これ、工場拠点のトイレなの…?」と思ってしまうほどでした。

鏡には上品な間接照明が入っていて、洗面台まわりのスペースもかなり広め。ポーチなどの私物を置いても余裕があり、とても使いやすい設計になっています。さらに、洗面台の前を長く使うのが気まずい時のために、右の写真のような落ち着いて身だしなみを整えられる専用スペースまで用意されていて、配慮の細やかさに驚きました。

そして写真には残せなかったのですが、場所によっては小さな個別ロッカーが一人ずつ配置されていることもあるそうです。化粧道具や衛生用品といった細々したアイテムを、わざわざ席から持ち歩かずにトイレ内に常備できるため、女性特有の“ちょっとした負担”が無いのは助かりますね。従業員のことを本当に考えて設計されているんだなと感じました。

女性エンジニアの津田さんも「入社して感動したポイントの一つでした」と話していて、こうした環境が働きやすさに直結していることがよく伝わってきました。

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リフレッシュスペース:ついつい皆で過ごしたくなる環境が!

執務スペースのすぐ横には、バーカウンターのような雰囲気の“気軽なお茶スペース”があります。
一般的な会社だと、自宅のキッチンに近い雰囲気の「給湯室」が多いですが、ここまできれいだとつい立ち寄りたくなってしまいますね。

エンジニアの津田さんは、ここでお湯をもらって自分でお茶を淹れているとのこと。
ハイチェアやスタンディングで話せるテーブルが並んでいるため、ゆっくり休憩というよりは、
「お茶を入れに来たついでにちょっと雑談」みたいな、自然な交流が生まれる場所になっている印象でした。
働く空間の中に、こうした“軽やかなつながり”が生まれるスポットがあるのは、なんだかいいですね。

このスペースの片隅には自販機や簡易的な購買スペースが!
小腹がすいたらここでさっと買って食べられるのはうれしいですね!

利用者の方がいたため写真は限定的な画角になっていますが、執務室の入口にはヨギボーでゆったり休めるスペースがありました!ヨギボーが置いてあるだけで、空間の“居心地の良さ”が一気に伝わってきますよね。

さらに、このエリアには本がたくさん並んでいて、エンジニアの方々に役立つ専門書が中心になっているそうです。仕事で行き詰まった時にここで一息つきながら本をパラパラめくって新しいアイデアを得たり、本をきっかけに同僚と会話が生まれたり…そんな“エンジニアならではの休憩スポット”として機能しているのが印象的でした。

リラックスできて、学びにもつながって、交流の種にもなる。小さな空間ですが、とても豊かな役割を果たしている場所に感じました。

こちらは「休憩スペース」と呼ばれるエリアです。
モノが少なくシンプルな空間ですが、奥には簡易ベッドが設置されていて、急な体調不良の際は横になって休むことができます。

エンジニアの津田さんも、体調がすぐれない時や妊娠中にはここで横になって休んでいたそうです。他にも「健康管理室」という保健室のような場所もあり、周囲を気にせず静かに休める環境が整っているのは本当にありがたいですね。

こちらは、執務室とは別の建物にあるリフレッシュスペースです。
各建物にこうした休憩スポットが用意されていて、大学の研究棟にあるリフレッシュエリアと少し似た雰囲気。個人的にはかなり居心地の良さを感じました(笑)。

そして奥には、まさかのエアロバイク…!
休憩中に5分ほど軽く体を動かすことを会社として推奨しているそうで、デスクワークで固まった体をサッとリフレッシュできる仕組みになっています。こういう“気分転換の選択肢”があるのは、働く上で意外と大きいポイントですね。

こちらは、また別の場所にあった「ほっところ」というスペース。
カーテンで仕切られているのですが、中に入ってみると…なんと畳の小上がりが登場します!

取材時にはちょうど社員の方がここで休まれていて、畳のスペースで外の景色を眺めながらひと息つける、まさに“和の休憩スポット”という雰囲気でした。

ここまで社内にいろいろな“居場所”があると、仕事で行き詰まったときも気持ちの切り替えがしやすそう。悩みを抱えた時でも、自分に合ったスタイルでリセットできる空間が用意されているのは本当に魅力的だと感じました!

07

食堂:会社から社員への想いがあふれる場所

こちらが、コマツの食堂が入っている建物です。
社内にはこのように手入れされた花壇や、ちょっとした遊歩道のような通路があり、“無機質な工場”というイメージとはまったく違う、あたたかい遊び心があちこちに潜んでいます。

働く場所でこうした景色が日常にあるのは、気分がふっと軽くなる良いポイントですね。

建物に入ってみるとこんな感じ。
まさに大学の食堂スペースと似たような感じ。執務スペースにあった購買スペースよりも大きな購買スペースがあり、コンビニのような感覚でここで飲食物を購入することも可能です。

入口では「人気メニュー決定戦!」という投票が開催されていました。
どうやら一番人気は2番のチキンフリッターらしいです。

津田さん曰く、女性として唯一困った点があるとすれば「食堂のご飯の量が多すぎること」という、なんとも幸せな悩み…。現場で体力を使う男性社員も多いことから、会社のサービス精神で“安くてボリュームたっぷり”を実現しているそうです。さらに11月には1.5倍増量イベントまで開催されるとのことで、食事に困ることはなさそうです(笑)。

学生の皆さんからすると小さなことに思えるかもしれませんが、こうした“日々のちょっとした幸せ”にまで会社の配慮が行き届いているかどうかは、実は職場選びでとても大事なポイントです。派手な福利厚生ばかりではなく、毎日の生活が少しずつ心地よくなる工夫をしてくれるかどうかが、従業員想いの会社かどうかを見極める一つの基準になります。

食堂はこんな感じ。お伺いした際はお昼時を過ぎていたので人はいませんでしたが、お昼はここが埋まるほど人が集まるとのこと。ただ、大学生活と同じで結局食堂を使う人と別の場所でお弁当を食べる人とはかなり分かれるようです。自身の業務状況や気分に合わせて、皆さんが自由に選択されています。

仕組み自体は大学の学食と同じですが、会計が円滑に進むようトレーをレジにセットすれば自動で金額を算出してくれるハイテク設備が導入されていました。お皿に仕込まれているICチップで自動算出されているようです。

また、1歩外に出ればテラス席もあります。
大きな屋根の下にあるので雨の日でも使えます。特に春や秋などは心地よい風を感じながら、同僚とランチをしたりお茶したりなど、社内でありながらゆっくりした時間を過ごせる場所でした。

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まとめ

今回は、コマツ・湘南工場のオフィスツアーをご紹介しました。

もちろん拠点によっては少し古めの建物もありますが、この記事で紹介したような“働きやすさをつくる工夫”は、どの拠点でも同じ目線でしっかり整えられています。

社員同士が気軽にコミュニケーションできて、もし行き詰まっても気分を切り替えられる場所が身近にある。この環境がまず魅力的ですし、何よりそれを実現するために細部まで配慮している「従業員想いの姿勢」が、コマツの大きな強みだと強く感じました。

「建設機械メーカー」と聞いて想像する景色とは、良い意味でまったく違ったのではないでしょうか。
少しでも興味を持った方は、ぜひコマツの選考をチェックしてみてください!