【オフィスツアー】セイコーエプソン 豊科事業所にRiNoWaが行ってきた。

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理系女子学生が企業を見る目を養うための学び場を提供しているRiNoWaでは、
協賛企業の実際の職場に足を運び、理系女性の働く環境を現場取材する「RiNoWaオフィスツアー」を実施しています。

今回は、皆さんも日頃よくお世話になっているであろうプリンターで有名なセイコーエプソンさんです。プリンターやプロジェクターを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、マイクロディスプレイ、水晶デバイス、半導体などの「電子デバイス」や、産業用ロボットといった「精密機器」など、理系の方がワクワクするような製品を幅広く手がけています。
それらが生み出される環境を、ぜひ覗いてみましょう!

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周辺環境:長野県安曇野市ってどんな場所?

豊科事業所があるのは、長野県安曇野市という場所です。
地図で見ると比較的日本海側に近く、長野県の中では真ん中あたりに位置します。近隣の主要駅である松本駅から特急を使うと、東京駅までは約3時間、新宿駅までは約2時間半、名古屋駅までは2時間少々で到着します。

車でも東京駅・名古屋駅・富山駅・新潟駅まではいずれも3時間前後と、上にも下にも、都会にも地方の観光地にもアクセスしやすい、非常に暮らしやすいエリアです。

ちなみに、私も今回、東京から車で訪問させていただきましたが、中央自動車道は山梨に入ったあたりから自動車の量が関東近辺と比べてもかなり少なく、非常に運転しやすかったです。首都高や東名高速道路などは平日でも一定の渋滞があり、個人的にはストレスが大きいのですが、セイコーエプソンさんに向かうまでの道のりではそうした運転のストレスがなく、「今日はちょっと遠出しよう」という気持ちになりやすいだろうなと感じました。

安曇野は自然の豊かさが特長です。北アルプスに由来する湧き水によって水資源が豊かで、きれいな水でしか育たないわさびや信州サーモンなどが名産です。安曇野環境協会の公式サイトを見ると、美しく清らかな自然環境の魅力がよく伝わるので、ぜひこちらも覗いてみてください。

「田舎で不便?」と思うかもしれませんが、実際は街並みがきれいでお店も多く、生活に困ることはありません。自然と便利さのバランスが良いエリアです。

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外観:きれいで広大な豊科事業所

到着してみると、非常に大きな建物が!

この場所は安曇野インターチェンジを降りてすぐのところにあり、近くには飲食店や商業施設など、生活環境の中心となる施設がそろっています。製造業の工場というと、周りに何もないケースも多いのですが、ここは働く立場として非常に魅力的だろうと感じます。

施設全体の外観としては、よく見る製造業の開発拠点といった印象ですが、全体的にとてもきれいで整っていました。すれ違う社員の方が自然に挨拶をしてくださるなど、敷地内を歩いているだけでセイコーエプソンさんの社風の良さが伝わってくるような雰囲気があり、「気持ちよく働ける環境だな」という印象を強く受けました。

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エントランス:プロジェクター技術の未来を感じられる場所

こちらは、入口を入って正面にある展示です。
何かというと、照明器具の中にプロジェクターが組み込まれており、様々な映像を映し出せるインテリアになっていました。

このように、壁に掛けられるタイプのものもあり、通路全体が色鮮やかになっていました。
まだ一般家庭向けには販売していないようですが、今後は商業施設やホテルなど、さまざまな場所に導入されていく未来が想像できます。

「プロジェクター=資料を映すもの」という固定概念を持っていましたが、入口に入ってすぐ、こうした新しい可能性があることに気づかされました。

こちらは、来客者の待合スペース兼展示場になっている場所です。

なかなか写真では伝わりづらいのですが、プロジェクターで広い曲線の壁一面にきれいな映像や製品紹介の映像が映し出されており、思わず「うわーっ!」とはしゃいでしまいました。

こんな感じで、セイコーエプソンのヒストリーがわかる展示もありました。

その中でも特に衝撃だったのが、1982年に「世界初のテレビ付き腕時計・テレビウォッチ」を作られていたということです。当時はまだ技術が早すぎて市場には浸透しなかったようですが、ブラウン管の分厚いテレビが主流だった時代に、これを実現していたのは本当に驚きです。

それほどまでに、セイコーエプソンという会社は先進的で、優れた技術力を持っているということを、ぜひ学生の皆さんにも知っていただきたいと感じました。

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来客者用休憩スペース:投影技術に長けているからこその空間作り

エントランスを抜けると、会議室が並ぶ廊下があります。
とてもきれいな廊下なのですが、それぞれの扉が美しいグラデーションカラーになっていて、歩いていると気分が上がります。プロジェクターやプリンターを扱う会社だからこそ、色合いへのこだわりや美的センスが根付いているのかな、と勝手に分析してしまいました。

その突き当りにLABと書かれた、これまたきれいな扉が。
ここを開いてみると

こんな休憩スペースが!
実はこの反対側には、かなり広い空間が広がっており、そのスペースでお客様を招いた展示会を行ったり、さまざまなイベントや集会を実施しているそうです。
(当日は、機密事項を含む作業が行われていたため、残念ながら写真は撮れませんでした。)

奥の壁には、色が変化し続ける投影映像が映し出されていました。
写真ではどうしてもこのすごさが伝わりにくいのですが、実際はとても美しく、滑らかに動き続けています。こうした投影があるだけで空間の印象がガラッと変わり、その場所自体の価値が一段と高まったように感じました。

投影技術が、日常の空間や生活の質をどれほど豊かにできるのかを実感させられる瞬間でした。

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特別スペース:セイコーエプソンの技術が詰まった場所『ゆめ水族園』

建物を移動して案内していただいたのが、この「ゆめ水族園」。
来客された方が皆感動してしまう場所だそうですが、いったい何があるのでしょうか。

入口を入ってすぐに驚愕しましたが、ここはセイコーエプソンの投影技術が結集した展示空間でした。これも写真ではなかなか伝わりにくいかもしれませんが、半透明のカーテンに映像が投影されているため、まるでその世界の中に実際に入り込んだような錯覚を覚える空間でした。

【ゆめ水族園とは?】
映像、音楽、揺れるスクリーンを組み合わせた柔らかな空間の中で、視覚、聴覚、触覚などを通じて豊かな感覚刺激体験をお届けする社会貢献活動です。多様な体験の機会を得られにくい方々などに向けて、全国の特別支援学校や病院などの施設を中心に実施しています。
詳細ページ:https://global.epson.com/fantas-aquarium/ja/

こうした技術はエンターテインメントとしても活用されていますが、セイコーエプソンさんが特に力を入れているのが病院での活用です。病院には、寝たきりの方や障がいを持っている方など、長期間外出できなかったり、退院が難しい方が多くいらっしゃいます。

そうした方々のために、普段生活されている施設に機材を持ち込み、会議室やホール、時には病室を会場にして、映像空間を作り出し、楽しんでいただいているそうです。

こちらは少し分かりづらいかもしれませんが、よく見ると中央に椅子と机があります。
私もこの空間に入ってからは、言葉が出ないほど見入ってしまい、こんな感動体験を生み出せるセイコーエプソンさんの技術は本当に素晴らしいと感じました。これからの新しい未来の空間価値をつくってくれそうだという期待を強く持てました。

案内していただいたエンジニアの有本さん。
もともと医療や介護に関心があり、就活中は医療機器メーカーなども見ていたそうですが、インターンシップでこの技術を初めて見て感動したそうです。セイコーエプソンの投影技術を用いた全国の患者さんへの貢献は、他社では実現できない形の社会貢献であり、それがセイコーエプソンを選ぶ大きなポイントになったとのことでした。

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食堂:毎日メニューが変わるこだわりの食堂

こちらが豊科事業所の食堂です!
おしゃれなデザインで、メニューごとに並ぶ場所が区切られています。全体的にすごくきれいです!

なんと驚くことに、メニューは毎日変わるのが特長です。同じなのはカレーくらいで、それ以外はすべて日替わりのため、飽きることがないそうです。学生の皆さんも大学の食堂を想像すれば、毎日メニューが変わるすごさがわかると思います。「今日は何があるかな」というワクワク感が毎日あるのは、うらやましいですよね!

ちなみに、料金もとても安く、ご飯は大・中・小のサイズで料金が同じというコスパの良さです。

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リフレッシュスペース

複数の場所にこのようなフリースペースがあり、社内で過ごせる場所が多い印象でした。ここで作業される方もいるようで、エンジニアとして行き詰まったときに場所を変えて作業できるスペースがあるのは嬉しいですよね!

こちらも簡易的なフリースペースです。
私自身も理系の修士卒で、今も仕事柄全国の大学に伺う機会が多いのですが、ここは大学の研究棟にあるフリースペースを彷彿とさせますね。個人的にはとても安心感を覚えました。

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まとめ

今回は、セイコーエプソン 豊科事業所のオフィスツアーでした。
プロジェクターに関する技術力の高さを肌で感じられる環境があり、感動して帰ることになった開発拠点というのは、私にとっても初めての体験でした。

長野県安曇野市のきれいで住みやすい街並みと、豊科事業所のスタイリッシュな職場環境が揃っているので、もし配属されたとしても、社会人生活は不自由なく過ごせるはずです。長野県に所縁のない方にとっては不安が多いエリアに思われやすいかもしれませんが、住みづらさや会社生活について心配する必要はありません。ぜひ、セイコーエプソンさんとしっかり向き合ってみてほしいと思います!