【オフィスツアー】旭化成エレクトロニクス AKM Co-creation & TechnologyセンターにRiNoWaが行ってきた。

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理系女子学生が企業を見る目を養うための学び場を提供しているRiNoWaでは、
協賛企業の実際の職場に足を運び、理系女性の働く環境を現場取材する「RiNoWaオフィスツアー」を実施しています。

今回は、化学業界で有名な旭化成グループの中でも、半導体(電子部品)を手掛ける 旭化成エレクトロニクス(AKM)の拠点にお伺いしてきました!
訪問したのは、20246月に新横浜にオープンしたばかりの「AKM Co-creation & Technology センター」です。

機密事項が多い拠点のため、執務スペースなどは撮影できませんでしたが、その代わりに この拠点がどのような目的で作られたのか といった背景も踏まえながら、オープンスペースを中心に雰囲気をお伝えしていきます!

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周辺環境:新横浜駅ってどんな場所?

AKM Co-creation & Technologyセンター(以下、ACTセンター)があるのは、神奈川県横浜市です。

東海道新幹線の駅で「東京 品川 新横浜 小田原」と続く中の新横浜駅にあります。
東京駅までは電車で約45分、渋谷駅までなら約29分と、都内へのアクセスも良好な立地です。

新横浜駅は新幹線の停車駅ということもあり、アパレル、家電量販店、飲食店など、さまざまな店舗が入った大規模な駅ビルがあります。

通勤で毎日利用する駅がこの環境だと、気分も上がりますね。
仕事帰りに駅ビルへ立ち寄れば、必要なものはほとんど揃えられると思います。

一方で、駅を出て少し歩くと、整ったスタイリッシュな印象のある落ち着いた街並みが広がっています。

車で少し移動すれば、IKEAやニトリ、ドン・キホーテなどの大型店舗もあって生活しやすい環境がありながら、駅のすぐ近くには日産スタジアムや横浜アリーナがあり、観光スポットとしては新横浜ラーメン博物館もあるなど、さまざまな要素が混在する、なかなか他にはないエリアになっています。

ACTセンターは駅から徒歩5分ほどの場所にあり、駅と日産スタジアムに挟まれた好立地です。仕事終わりにも立ち寄れるので、スポーツやライブなどイベント好きのかたには最高の環境ですね。

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外観:完成したばかりのACTセンター

こちらがACTセンターの正面です!
観光客も多いエリアのため、周辺にはホテルや飲食店、カフェなどが多く並んでいます。その中に、20246月に新設されたばかりのACTセンターがあります。

周囲の雰囲気も含めて、都内のオフィス街と遜色ない印象です。
緑も多く、特徴的な形のベンチが並び、隣には星乃珈琲店もあります。
ここが開発拠点のひとつだとは、ぱっと見では想像がつかないほどの環境です。

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展示物:共創を加速するアイデア想像空間!?

今回は、旭化成さんに来客者用スペースをご案内いただきました。
なぜこのスペースをご紹介いただいたのかというと、実はこの場所に、旭化成さんがACTセンターを設立した重要な理由が込められているからです。

例えば、展示されているもののひとつに「ペット向け 首輪型ウェアラブルデバイス」がありました。
このデバイスには、AKMのコンバーターやセンサーなど最先端の技術が組み込まれており、バッテリーフリーで充電の手間がないにもかかわらず、体温測定機能によって常に体調を可視化することができます。

また、別の展示には「非接触聴診ソリューション」がありました。
これまで聴診器といえば、服をまくって胸やお腹に直接当てる必要がありましたが、AKMのミリ波レーダーやアンテナ技術を活用すれば、非接触で心音や腹音を聴くことができます。
これにより、学校や職場の集団検診で聴診がしやすくなったり、場合によっては遠隔での診療が可能になったりするかもしれません。

しばらく前に、AKMでは「世界を結ぶ回路へ」という言葉をスローガンに、半導体事業としての理念が策定されました。
この理念のもと、従業員同士だけでなく、お客様や社外パートナーも巻き込んだ共創によって、さまざまなイノベーションを生み出していくことを目指しています。

その理念を実現するためには、遠方から訪れる方でもアクセスしやすい場所に、共創を活性化させる拠点が必要でした。
そこで、神保町と厚木の2カ所に分かれていた開発・設計・研究開発拠点を集約し、新たな技術開発拠点としてACTセンターが建設されました。

これらの展示例を見るだけでも、AKMの技術が生活・医療・モビリティなど、さまざまな領域で大きなイノベーションを生み出せる力を持っていることが伝わり、私も思わず無言で見入ってしまいました。
旭化成に入社すれば、社内だけでなく社外の方々とも関わりながら、多様なプロジェクトに向けて技術を追求できる環境があることは、理系人材にとって大きな魅力だと感じました。

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共創スペース:製品を実際に試し、学ぶ。

展示スペースの奥には、オープンスペースに椅子と机が並び、従業員や来客者が互いに学び合える場所がありました。

ここは、来客者に自社のサービスを説明する際に使用されるだけでなく、社内で電子部品を活用した新規ビジネスアイデアのコンペティションを行うなど、新しい事業アイデアが生まれる場にもなっているそうです。

そして、この写真の奥に見えるものが何かというと

まさかのベッドスペースが!!!

一瞬、「従業員の方が疲れたときに休む場所なのかな?」と思いましたが、そうではなく、実際の生活空間を再現した中でさまざまな製品をデモし、よりリアルな体験や検証を行うためのスペースとのことでした。

こうした細部にまで妥協せずこだわる姿勢に、旭化成の技術への貪欲さがよく表れていると感じました。

また、当日は作業中で撮影ができなかったため、こちらの写真は後日旭化成さんから提供いただいたものになりますが、防音がしっかり施された重厚な扉の先にはオーディオルームがあり、1階にはデモ用の自動車が展示されているエリアもあります。

音に関する技術や、自動車向けの技術など、さまざまなAKMのソリューションを最適な環境でリアルに体験し、その場でお客様からフィードバックを受けながら開発・設計をスピーディに進められるよう、多くの社外の方が日々訪れているそうです。

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コミュニケーションスペース:リラックスの中から生まれる柔軟な発想。

こちらは、来客エリアに入ってすぐ横にあるコミュニケーションスペースです。
別記事の理系女性エンジニアインタビューも、こちらで取材させていただきました。
もはやカフェというより、高級ホテルのエントランスのような雰囲気ですね。

落ち着いた雰囲気と、低めの椅子とテーブルのおかげで、初対面の方とも壁を感じにくく、コミュニケーションを深めやすい環境でした。

そのコミュニケーションスペースの向かいには、Barのようなスペースもあります。
こうした空間を通じて、製品や技術についてより柔軟なコミュニケーションが生まれ、そこから新たな着想も得やすくなるだろうと感じました。

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AKMの別拠点:富士山が目の前にある富士地区

今回エンジニアインタビューを受けていただいたAKMの女性エンジニアの方は、普段静岡県の富士市にある開発拠点に在籍されているため、今回訪問はしていませんが簡単にご紹介をさせていただきます。

新横浜のオフィスは、多くの来客者を招いて共創を促進させる新しい建物でしたが、こちらの富士地区は
エレクトロニクス材料や感光材、機能膜など、幅広い分野の融合拠点になっていて、世界または国内No.1のシェアを持つさまざまな製品を生産している、旭化成グループでは最大規模の研究開発拠点です。

富士市というと、静岡県の中でも真ん中より少し東京寄りに位置します。富士山がすぐそこにあり、海・山・川・湖に恵まれた立地で、キャンプや釣り、マリンスポーツなどを楽しめる、自然が豊かなエリアです。
一方で、新幹線駅(新富士駅)や新東名高速道路も近いため、大都市圏へのアクセスにも便利な恵まれたエリアだったりもします。

この富士地区には、旭化成の様々なグループ会社の開発施設や製造施設が集まっています。

静岡県全体的に、栄えているというと過剰表現になるものの、幹線道路にお店がそろっていて生活がしやすい特長があります。旭化成の工場の隣にはショッピングモールがあり、ユニクロやラウンドワンなども近いため、住んでみると気に入る方が多かったりします。

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まとめ

今回は、旭化成 AKM Co-creation & Technology センターのオフィスツアーでした。
技術にこだわり続けるためには、設備を増やしたり研究開発費を投じたりするだけでは十分ではなく、「技術者がより自由に、殻を破り続けられる環境」をいかに創るかが重要であることを、今回の訪問で強く感じました。

これまで多くのメーカーを見てきた中でも、旭化成グループの技術へのこだわりはトップクラスの強さだと感じています。そして、その理念に共感した人たちが集まっているからこそ、技術者として成長を追求したい方にとって、これほど恵まれた環境はなかなかありません。
優れた技術者を目指したいと考えている方こそ、ぜひ一度旭化成に出会ってみてほしいです!